03技術TECHNOLOGY

時代と産業に求められる紙の可能性を技術と情熱と誠意で切り拓く

大日製紙は、大王製紙グループの製紙会社として、「紙のまち」として知られる静岡県富士市で50年にわたり、その技術を磨いてきました。とくに特殊板紙分野においては、大王製紙グループの中核を担っており、国内トップシェア(当社調べ)を誇る色彩バリエーション豊かな再生色画用紙をはじめ、その技術を応用したパッケージ向け高級美粧特殊厚紙、高度な品質精度が求められる電子部品梱包輸送用キャリアテープなど、時代とお客様のニーズにマッチした高品質な紙を提供しています。
さらに近年は大王製紙グループの技術交流密度を高め、グループ企業各社の技術のシナジーを活かした、産業の未来を先取りした高付加価値な製品開発に挑んでいます。

大日製紙の技術が実現する製品の特長

大日製紙の特殊板紙、ここがすごい!

2台の円網抄き合わせ抄紙機で多彩な特殊板紙が生産できます。

  1. 900g/㎡までの米坪が任意に設定できます。
  2. 0.1~1.1mmまでの紙厚が任意に設定できます。
  3. 紙の各層にさまざまな機能を付加できます。

製品例

見えない中層紙に秘められたオンリーワン技術

特殊板紙は幾層もの紙を重ねて作られています。その表面や中層に特殊な加工を施して、耐水・耐油、保護などの機能を持たせた機能材には、さまざまな技術が用いられています。紙の表面に着色したり、コーティングしたりといった技術は一般的ですが、中層紙をコントロールする技術はハードルが高いと言われています。
大日製紙は、「PGカラー Bシリーズ」に代表されるように、中層紙に対する技術革新を先駆け、現在もリードしています。例えば、特殊板紙に着色と折りの加工を施す場合、折り目部分が着色材の影響で強度を保つのが難しくなるのですが、大日製紙では何度も何度も試作品を作りテストを重ね、中層紙の色と強度を両立させる技術を見出しました。紙と紙の密着の強さを示す層間強度や、キャリアテープのような曲がる特性を備えた動的強度においても、同様の技術革新を実現しています。
これらは紙を取り巻くさまざまな環境を分析してきた経験と、そこから発展させた新しいアイデアを組み合わせることで導いたブレークスルーです。

トップレベルの品質を支える数々の検査技術

大日製紙の高品質を確立しているのは、各工程ごとに設けられた厳しい検査。とくにオーダーメイドでつくる特殊板紙では、お客様の要求水準以上の社内基準を設けて、厳しく管理しています。それらの検査にも優れた技術が用いられています。

・ワックスピック検査

特殊板紙の表面の強度をワックスピックという専門の検査ツールを使って検査をします。表面に蝋をつけて持ち上げ、紙剥けがないか、紙の層間に浮きが出ていないかなどを検査します。

・スリッター加工検査

キャリアテープなどスリッター加工がなされる製品は、その幅内にスリットがきちんと入っているかを専門精密検査機で検査します。誤差は0.5mm以内です。

・欠点検出器

抄紙機の工程後半では、抄きあがった紙を高精度カメラでチェックし、モニターに写しだします。
リアルタイムで紙に異物がないかを調べています。

・BM計

設定された紙厚、重さ、水分量をリアルタイムで検査しています。数値変動の兆候を掴み、複数の対応策からもっともベストな選択を瞬時に判断していきます。

・水質・大気チェックシステム

大量に水とエネルギーを使う製紙工場では、水質・大気基準は厳しく設定され、24時間モニタリングされています。
基準値が近付くと公害防止管理者などへの通知とともに社内警報がなるなど、判断により製造工程が停止する体制となっており、安全性を担保しています。

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