05TAKUMI

紙はいきもの。だからこそ、技術の粋を集め、真摯に「かみづくり」に挑む

「紙はいきもの」――。
紙のつくり手たちがよく使う言葉です。実際、ひとつの品質基準の紙を製造するのにもさまざまなアプローチがあり、製造する際の湿度や気温、機械の状態、そしてそれを調合し、機械を動かす人のノウハウによって変化します。その調整は実に繊細で、精緻なデータの集積と解析、豊かな経験による的確な判断がモノを言います。
たとえば、紙厚ひとつをとっても製造時の環境と、実際にお客様が使われる環境は違ってきます。大日製紙では、お客様が使われる状態を想定し、湿度や気温、原料や機械の状態を見極めながら、きめ細かな調整をかけていくのです。
デリケートな商品である紙を扱う企業だからこそ、決して妥協は許さない――。大日製紙では、商品開発から製造、品質管理、さらには環境性能などを、それぞれの匠たちが持てる技術とノウハウを注ぎ込み、真摯に紙づくりに向き合っています。

特殊板紙の開発

究めた多層抄き技術に多彩な加工を加え、紙の機能性の幅を広げる

大日製紙の特殊板紙は、ベースとなる多層抄き技術の追求によって進化してきました。熟練オペレーターと長年蓄積してきた豊富なデータにより、国内で高水準の厚紙1.3mmを実現。さらに特殊コーティング技術や着色技術、特殊原料配合技術などを駆使し、さまざまな機能を付与、多彩な特殊板紙を生み出しています。
たとえば紙密度においては、超低密度紙から高密度紙まで用途に応じた密度の紙をつくり出し、再生色画用紙では国内で高水準の着色技術で、65色ものバリエーションを実現しています。ほかにも食品パッケージ用紙などに求められる耐水・耐油技術や高強度技術などを組み合わせることで、従来にはなかった産業用特殊機能紙の開発を可能にしています。

大日製紙の匠たち

商品開発、原料調合、抄紙機のオペレーション、品質管理、基準検査、梱包に至る全工程にエキスパートを有し、それらを俯瞰的に監督する専門スタッフがいます。これら匠たちのチーム力で、お客様ニーズに叶った品質を実現しています。

社員インタビューを見る

開発のプロセス

きめ細かく、迅速に対応
効率的な製作プロセス

技術×原料
紙の機能を設計する方程式

自社設備に加えて、大王製紙グループが保有する加工設備や分析機器を有効に利用するとともに、全国に展開する営業部門からの豊富な情報を活かした総合的な商品開発を行っています。

お気軽にお問い合わせください

お問い合わせはこちら

ページトップへ移動